UZBEKISTAN · 2025
ウズベキスタンBukhara
土色の路地と青い装飾の間を歩くと、街全体が一つの博物館のように続いていた。
Bukharaもまた、以前の記憶よりきれいに整えられていた。歴史的な建物の周囲には歩きやすい道がつくられ、広場や路地には多くの旅行者が行き交っていた。それでも、古い街の輪郭は失われていなかった。
重い歴史の足元では、猫たちが誰にも急かされずに暮らしていた。
Bukharaは二千年以上の歴史を持ち、シルクロードの交易だけでなく、長くイスラム文化と学問の中心として栄えたオアシス都市である。モンゴル侵攻以前の建築は多く残っていないものの、現在の旧市街には、主に十六世紀以降のモスクや神学校、市場などがまとまって残されている。
ウズベキスタンのイスラム建築には、ほかの地域とは少し違う個性がある。砂に近い壁の色に、青や緑のタイルが細かく重なる。巨大さだけで圧倒するのではなく、入口の模様やドームの形を眺めているうちに、自然と立ち止まってしまう。
そしてBukharaには猫が多かった。建物の陰で眠り、店先を歩き、歴史ある広場を自分の庭のように横切っていく。立派な建築を見上げていたはずなのに、いつの間にか足元の猫を追っていた。
街全体が博物館のようでありながら、展示物だけが並ぶ場所ではない。人が暮らし、猫が眠り、その間に何百年も前の建物が残っている。その近さが、Bukharaを居心地のよい街にしていた。


























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