TURKMENISTAN · 2025
トルクメニスタンKunya-Urgench
トルクメニスタン北西部の草原で、久しぶりに見るイスラム建築が静かに空を切り取っていた。
ウズベキスタンとの国境に近いKunya-Urgenchでは、広い草原の中に遺跡が点々と残っていた。建物が途切れることなく並ぶ遺跡群ではない。遠くに一つ見つけ、そこからしばらく歩くと、また別の建物が現れる。その間には、何もない土地が広がっていた。
失われた都の大きさは、残された建物の間に広がっていた。
Kunya-Urgenchは、かつてホラズム地方の都として栄えた場所である。現在残る建造物の多くは11世紀から16世紀のもので、霊廟や要塞、隊商宿の門、約60メートルのミナレットなどが残されている。その建築技術と装飾は、後にイランやアフガニスタン、さらにインドのムガル建築にも影響を与えた。現在はシルクロード沿いの文化遺産の一つとして世界遺産に登録されている。
久しぶりに目にした中央アジアのイスラム建築に、自然と気持ちが高ぶった。巨大な都市がそのまま残っているわけではない。それでも、何もない草原に建つ塔や霊廟を見つけるたびに、かつてここを行き交った人々の存在を想像した。
遺跡の密度は決して濃くない。むしろ、残っているものより、失われたものの方が多いのだろう。
だからこそ、建物と建物の間にある広い空間が印象に残った。何もないように見える草原まで含めて、長い年月を経た一つの都市の跡だった。














