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TURKMENISTAN · 2025

トルクメニスタンDarvaza

カラクム砂漠の暗闇に、燃え続ける大きな穴だけが赤く浮かび、夜の冷気を照らしていた。

Darvazaのガスクレーターは、確かに大きな穴だった。遠くから見れば、砂漠の中で燃え続ける炎は異様な光景に見える。しかし近くまで歩いていくと、想像していたほど激しく燃えているわけではないことに気づいた。「地獄の門」という名前から思い描いていた迫力には、少し届かなかった。

炎のそばで覚えているのは、むしろ頭上の暗さだった。

Darvazaは、カラクム砂漠にある天然ガスのクレーターである。形成された時期や、誰がいつ火をつけたのかについては複数の説があり、一般に語られる1971年の掘削事故という説明も確定したものではない。少なくとも数十年にわたり燃え続けてきたが、近年は炎の勢いが弱まり、以前は遠くから見えた光も、現在は近くまで行かなければ見えにくくなっている。

夜になると砂漠の気温は下がった。炎の近くに立つと、クレーターから届く熱が思いのほか暖かい。地獄の門というより、巨大な天然の暖房のようだった。

そして炎から少し目を離すと、空には無数の星が見えた。街の光が届かない砂漠では、暗闇そのものが深く、星の一つひとつがはっきりと浮かび上がっていた。

Darvazaで記憶に残ったのは、燃える穴だけではない。足元から届く熱と、頭上に広がる冷たい星空。その二つの間に立っていた夜だった。

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