TURKIYE · 2019
トルコEphesus
大理石の道の先に巨大な図書館が立ち、古代都市の輪郭が今も残っていた。
Ephesusでは、遺跡の中を歩いているというより、かつての街路をそのまま進んでいるような感覚になった。
これほど大きな都市が、今は海から離れた場所に残っていた。
石畳の道が続き、その両側には柱や建物の跡が残っている。少し進むとCelsus Libraryの大きな正面が現れ、その先には巨大な劇場もある。
Ephesusは古代の重要な港湾都市であり、ヘレニズム時代からローマ時代にかけて繁栄した。現在残るCelsus Libraryや大劇場は、ローマ帝国時代の都市の規模を伝えている。しかし長い年月の間に川が運ぶ土砂によって海岸線が後退し、かつての港は次第に海から離れていった。
今の遺跡を歩いていても、海はすぐ近くには見えない。
それでも、かつてここに船が入り、多くの人や物が集まっていたことを知ると、広い街路の見え方が変わってくる。
建物の規模だけではない。道路や広場、劇場が一つの都市としてまとまって残っていることに驚いた。
人々が行き交っていた道を、今は旅行者が歩いている。
都市としての役割は失われても、その形が残ることで、かつての暮らしを想像できる場所だった。















