SAUDI ARABIA · 2024
サウジアラビアRiyadh
高層ビルの上から見ても、街の端がどこにあるのか分からなかった。
Riyadhは、とてつもなく大きな街だった。地図の上では近く見える場所でも、実際に移動すると途方もなく遠い。道幅は広く、建物と建物の間にも大きな空間がある。一つ見終えて次へ向かうだけで、街の広さを何度も思い知らされた。
砂漠の中につくられた都市は、地上より上から見た方が理解しやすかった。
Kingdom Centreの展望台へ上がると、Riyadhの全体像が少しだけ見えた。高層ビルの足元から、直線的な道路が遠くまで伸びている。市街地はどこまでも続いているのに、そのさらに向こうには乾いた大地があった。
Riyadhは古くから存在する街だが、現在見える都市の大部分は、サウジアラビアの首都として急速に拡大してきたものだ。特に二十世紀後半以降、道路と市街地が大きく広がり、砂漠の中に巨大な首都が形づくられていった。
上から見ると、道が計画的に敷かれていることもよく分かった。街というより、広い土地の上に巨大な設計図をそのまま描いたようにも見えた。
歴史ある路地を歩く街とは違う。Riyadhで印象に残ったのは、一つひとつの建物よりも、都市そのものの大きさだった。
砂漠の中に、これほど大きな街がある。その単純な事実が、展望台から見た景色の中で最も現実離れしていた。

















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