MEXICO · 2013
メキシコTeotihuacan
巨大な石造りの遺跡は、文明が消えたあとも静かに残り続けていた。
Teotihuacanは、想像していた以上に広かった。太陽のピラミッドや月のピラミッドを結ぶ「死者の道」はまっすぐ遠くまで続き、歩いても歩いても遺跡の全体が見えてこない。
誰が築いたのか分からなくても、その大きさだけは確かだった。
この都市は二千年近く前に繁栄したとされるが、誰が築き、なぜ衰退したのか、今も分からないことが多い。それでも石造りの建物は驚くほど美しい姿で残り、当時の都市の大きさを今へ伝えている。
広大な遺跡を歩いていると、古代都市というより、一つの街の中を散歩しているような感覚になった。建物の配置や道幅から、人々がここで暮らしていた時間を自然と想像してしまう。
文明は消えても、街は残る。Teotihuacanは、歴史を学ぶ場所というより、人が築いた時間の大きさを静かに感じる場所だった。
















