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AZERBAIJAN · 2023

アゼルバイジャンBaku

カスピ海の風が抜ける街には、石造りの旧市街と新しい高層建築が並んでいた。

Bakuは、古い街と新しい街の差がはっきりした都市だった。城壁に囲まれた旧市街には細い路地や石造りの建物が残り、その外へ出ると、広い道路と現代的な建築が続いている。

街を歩くたび、視線の先には同じ三つの塔が現れた。

Bakuはカスピ海沿岸の港町として発展し、19世紀後半から20世紀初頭にかけて石油産業によって急速に成長した。旧市街IcherisheherにはMaiden TowerやShirvanshahs' Palaceが残り、中世の都市の姿を今に伝えている。

一方で、現代のBakuを最も強く印象づけていたのがFlame Towersだった。

旧市街を歩いていても、海沿いにいても、少し高い場所へ上がっても、気づけばどこかにその姿が見えていた。街の中の一つの建物というより、Baku全体の背景にずっと立っているような存在だった。

炎を思わせる三つの塔は、石造りの旧市街とはまったく異なる姿をしている。それでも、どこからでも見えるほどの存在感があることで、新しいBakuの象徴として街の景色に定着していた。

Bakuでは、古いものと新しいものが隣り合っているだけではない。

石の街を歩いていても、その向こうにはいつもFlame Towersが見える。

その重なり方そのものが、Bakuの景色として強く記憶に残った。

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